松谷司法書士事務所

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過払い返還業者別対応

新生フィナンシャル(レイク)過払い請求の特徴

レイクの会社概要

新生フィナンシャル株式会社は、2008年9月より新生銀行の傘下にある、大手消費者金融業者です。ほのぼのレイクのブランド名で、よくCMも流れていました。新生銀行の傘下には他に、シンキや、信販会社大手のアプラスがあります。レイクの過払い請求に対する対応は、比較的スムーズです。

レイクへの過払い請求の注意点

レイクに対して過払い請求をする場合、他の消費者金融とは異なる点があります。それは、過去の貸し借りの内容の履歴(取引履歴と言います)を、すべて開示されない場合があるという点です。

貸金業者には、取引履歴を開示しなければならないという義務があります(最高裁平成17年7月19日判決)。しかしレイクは、平成5年9月以前の取引履歴については削除したと主張し、履歴を開示しません。レイクのホームページには、削除したはずの履歴が一部見つかったということが書いてありますが、原則として、平成5年9月以前の取引履歴は開示されません。

取引履歴が開示されない場合、契約書などを基に、取引の履歴を再現して計算するという方法があります。少し複雑ですが、この方法で再現された取引履歴に基づいて過払い金を計算して請求をします。また、もうひとつの方法として、開示のあった部分の冒頭の貸付金額を無視して、ゼロとして計算する方法もあります。このどちらかの方法を選択して請求していくことになります。

取引履歴が一部開示されないということを除いては、レイクに対する過払い請求はスムーズです。しかし、訴訟をせずに任意での請求をすると、あまり対応がよくありません。裁判になる前と後とで、基準が異なっているようです。裁判をした方が基準がアップするため、当事務所では最近、レイクに対しては裁判上請求をすることが多いです。

過払い金の支払い時期は、和解成立から2ヶ月程度が多くなっています。

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