松谷司法書士事務所

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過払い返還業者別対応

セディナ(OMCカード)に対する過払い請求の特徴

セディナの会社概要

セディナは、平成21年に、OMCカード、セントラルファイナンス、クオークという3つの会社が合併してできた、大手信販会社です。OMCカードは、かつては株式会社ダイエーオーエムシーという商号でした。キャッシングについては、消費者金融並みの金利を設定していましたので、しばしば過払い金が発生している会社のひとつです。

セディナへの過払い請求の注意点

セディナに対する過払い請求の特徴としては、まずは取引履歴の開示にとても時間がかかるということがあります。遅い時には、4か月程度かかっていたこともありました。

しかし、請求に対する対応は比較的よく、裁判上の請求を行っても、判決が出るまで争うということはほとんどなく、だいたいが和解で終わります。取引が昭和の時代から継続しているようなケースでは、履歴が完全に開示されない場合もあります。しかし、このような場合でも、履歴の冒頭の金額をゼロにした金額をベースに和解の話ができる場合が多く、他の履歴不開示業者(レイクやニコス)とは違い、それほど問題になりません。

また、セディナは信販会社ですから、キャッシング取引については過払いが発生していても、ショッピングについては残債務があるというようなケースもよくあります。このような場合には、キャッシング取引で発生した過払い金と、ショッピングの残債務を相殺し、相殺後の金額について返還を請求していくこととなります。

そして、セディナに対する過払い請求では、取引期間が長期間あるのに、過払いが発生していないということがたまにあります。これは、ショッピングセンターのダイエーや、OMCカードに勤務していた方についてなのですが、社員に対する利率の優遇のようなものがあり、利息制限法の上限を超えていないようなケースもあるためです。いくら長期間取引していても、利息制限法の上限を超えていなければ、過払いは発生しません。この点には注意が必要です。

過払い金の支払い時期は、和解成立から3ヶ月程度が多くなっています。

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